ダンツエスエスティ（2005年生、母エクセレントソング）

ダンツエスエスティ（2005年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋超音速旅客機」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したエクセレントソングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のターコイズ特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって5,250万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

8月5日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2008年）

5月11日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田中克典騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

12月7日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、ターコイズ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキミプロスパーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、ガーネット特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、フェブラリー特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサムライを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月21日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアズマヒメツーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキラキラレグルスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月21日、中8週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて16着に終わった。