アニトラ（2020年生、母ソルヴェイグ）

Anitra

2020.02.15

アニトラ（2020年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イプセンの戯曲に登場する女性名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したソルヴェイグが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年のクロシェット特別。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月5日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

デビュー前

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

11月6日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、3歳戦のあと10日! 第107期騎手候補生募集（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

12月13日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロシェット特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビターモンスターに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2024年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、福寿草賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセキレイに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月31日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定戦のワッフル賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のフリフリをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

4月6日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。