フェルトレック（2008年生、母アリヴェ）

フェルトレック（2008年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「出発（オランダ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフィガロ（当時13歳）と交配したアリヴェが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、地方46戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

林隆之厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2011年）

6月16日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンエリザベートに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のロックインディを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

10月5日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二十三（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C1-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、手稲山ミヤマスミレ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るセンザイイチグウを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

8月5日、中2週で迎えた19戦目は、よさこい祭り特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた21戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた22戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、佐賀もどりガツオ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1二（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウィントーストに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月14日、連闘で迎えた24戦目は、土佐の日曜市特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノコンドコソにアタマ差届かず2着となった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、西土佐黒尊渓谷特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、月見山こどもの森特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、津野四万十川源流特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた29戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた30戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、浦和・船橋・大井・川崎・高知ジョッキーズ（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエムオーハンズに半馬身届かず2着となった。

11月24日、連闘で迎えた31戦目は、五台山ひとこと地蔵特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた32戦目は、高知芋けんぴ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグッドサークルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利をモノにする

12月16日、中1週で迎えた33戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた34戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般Bイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5歳（2013年）

1月1日、連闘で迎えた35戦目は、GホイップT特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったケイエスキセキに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月13日、中1週で迎えた36戦目は、武将長宗我部元親特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタレントを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月2日、中2週で迎えた37戦目は、土佐巻き特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた38戦目は、土佐凧特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のニシノコンドコソに3馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

2月16日、連闘で迎えた39戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフライトクラウンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月3日、中1週で迎えた40戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた41戦目は、一般A4（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（8戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた42戦目は、一般Aロ Bイ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（9戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた43戦目は、英雄坂本龍馬特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた44戦目は、スピカ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた45戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた46戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。