シルクマンハッタン（2005年生、母グリドルボーン）

シルクマンハッタン（2005年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したグリドルボーンが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中館牧場。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の悠久山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中館牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、半沢によって787.5万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月2日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフランドルシチーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

7月19日、中8週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の悠久山特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカシャトルを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月21日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（7戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月21日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。