マッハモンルード（2018年生、母リッスン）

マッハモンルード（2018年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ケルト神話の戦いの三女神の一柱。赤いたてがみのマッハ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時17歳）と交配したリッスンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月13日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマジカルステージに半馬身届かず2着に敗北した。

6月5日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったカレンルシェルブルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のロワンディシーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシーニックウェイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスのタイランドカップ（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月10日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月13日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2023年）

1月9日、中7週で迎えた14戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のチュウワダンスをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

3月11日、中8週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい最後はロマンシングブルーと並んで11着同着となった。

6月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、キングズレインに3/4馬身交わされて2着となった。

8月20日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月21日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は団野大成騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの近江特別（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6歳（2024年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

2024年2月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。