エーブキットマン（2011年生、母フェルメールブルー）

エーブキットマン（2011年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したフェルメールブルーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の一般C1六 C2四。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2014年）

4月19日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

8月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサンテサーナを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中4週で迎えた5戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったダンスキュートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったホッコークラウンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のトランスフォンテンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、江戸川区特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、トガミサクラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、銀嶺特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、春麗特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた13戦目は、飛梅特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、3着に入った。

3月18日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五 C2四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六 C2四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスーパーレインボーに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた18戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、七五三賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2016年）

1月3日、中1週で迎えた21戦目は、迎春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシゲルウチワマツリに3/4馬身届かず2着となった。

2月27日、中1週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、プロミネントカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた25戦目は、春分賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月21日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた28戦目は、若葉特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。