パシフィックルビー（1999年生、母パシコルビー）

パシフィックルビー（1999年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時22歳）と交配したパシコルビーが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、地方26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のリエンダ賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

飯野貞次厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

12月27日、デビュー戦は吉井竜一騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッテツサイレンスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦の松竹梅特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のダイワミズリーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

2月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、スーパーヒーローに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中0週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦2勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、うお座特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、港区特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井竜一騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアイノペンタイアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井竜一騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、リエンダ賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井竜一騎手（11戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のレイジングブルを半馬身振り切って優勝

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井竜一騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月10日、中2週で迎えた14戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井竜一騎手（13戦4勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井竜一騎手（14戦4勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

4歳（2003年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2三（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井竜一騎手（15戦4勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、イシノナイトに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉井竜一騎手（16戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた18戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で吉井竜一騎手（17戦4勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた19戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉井竜一騎手（18戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、コルヒドレ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で吉井竜一騎手（19戦4勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

6月6日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のロマンティックナイト賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で吉井竜一騎手（20戦4勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

12月28日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦のL-WING賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で吉井竜一騎手（21戦4勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた23戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で吉井竜一騎手（22戦4勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた24戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で吉井竜一騎手（23戦4勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月17日、中7週で迎えた25戦目は、春暖賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で吉井竜一騎手（24戦4勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、秋嶺賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で吉井竜一騎手（25戦4勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。