トーアノスタルジア（1984年生、母クイントーア）

トーアノスタルジア（1984年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時9歳）と交配したクイントーアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

斉藤義美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月5日、デビュー戦は斉藤博美騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた3戦目は、高山吉司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のカルストンローチエに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳400万下のかえで賞（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた8戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（1987年）

1月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下の白梅賞（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斉藤博美騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

6月14日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたシャムロック決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月2日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月13日、中5週で迎えた17戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた18戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斉藤博美騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤博美騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤博美騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤博美騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤博美騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。