フェイバリット（1998年生、母プリティエース）

フェイバリット（1998年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャインフォーエヴァー（当時13歳）と交配したプリティエースが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地8戦2勝、地方14戦2勝2着2回。2000年のスペシャルウィーク特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、西森鶴によって273万円で落札された。

高岡秀行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

7月26日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアトミックベルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイハイスーキーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、山田和久騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのスペシャルウィーク特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、中7週で迎えた6戦目は、2歳戦の豊頃はるにれ特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（2001年）

1月24日、中8週で迎えた7戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、一般B（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般B C（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったダンディバーニングにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウジンロレアルに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシーセモアに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月24日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリーシャンタルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて優勝

9月15日、中4週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神芝1600m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

4歳（2002年）

4月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。