マリーシャンタル（1996年生、母ダイナカール）

マリーシャンタル（1996年5月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したダイナカールが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,800万円（120万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

4月25日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/不良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったラスカルスズカに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月11日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキエメラルドに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナイスファッションに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマッチザピースを半馬身振り切って勝利をモノにする

12月5日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4歳（2000年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

9月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2001年）

4月28日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（4戦3勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、フェイバリットに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦3勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブルーフレンチを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6歳（2002年）

1月5日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。