マッチザピース（1995年生、母マッチポイント）

マッチザピース（1995年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時8歳）と交配したマッチポイントが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着5回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

8月22日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエーピージェリカを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルマンモスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったシロヤママリアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

3月6日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、スターマイン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカエースから5馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は横田雅博騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンパルフェに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブランギャルソンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の秋保特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横田雅博騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横田雅博騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒシフェアーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横田雅博騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマリーシャンタルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横田雅博騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5歳（2000年）

2月26日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したレディブラッサムを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3月19日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のエアコルサバードをクビ差振り切って4勝目をマークした。

7月23日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の真間川特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。