ツルギアイバンホー（2001年生、母スズノハリヤー）

ツルギアイバンホー（2001年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヨーロッパの有名な騎士の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時20歳）と交配したスズノハリヤーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荒谷輝和。戦績は、中央平地15戦0勝2着3回、地方17戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の（株）三崎ストアー賞(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月19日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた2戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月7日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた5戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 雪/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサマニターフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキョウワハピネスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月29日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岩崎祐己騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったスリースピリットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた15戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた16戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月24日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2005年）

4月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた19戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた21戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカスガホマレを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月16日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた25戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、ふみづき賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた26戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた27戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず最後はマイネルケイローンと並んで10着同着となった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた30戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、からまつ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた31戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、（株）本田工務店紅葉杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた32戦目は、祝!美雪さん30歳誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。