ポールアックス（2006年生、母レディオブチャド）

ポールアックス（2006年1月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「宮廷警備隊の武器」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したレディオブチャドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の潮来特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月10日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモジュゲムを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月31日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るルミナリエを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月8日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はサラトガティプトンと並んで8着同着となった。

12月27日、中2週で迎えた7戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたダノンムロー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.クラストゥス騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月20日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月26日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（2011年）

8月21日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィルパワーを3/4馬身振り切って休み明け初戦を制した。

9月25日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、チュウワプリンスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2012年）

3月31日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

7歳（2013年）

3月3日、中9週で迎えた27戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のカナロアをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月4日、中8週で迎えた28戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

6月15日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた31戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8歳（2014年）

2月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/重）に出走。鞍上はG.ブノワ騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。