ロングマイケル（1986年生、母ロングシャープ）

ロングマイケル（1986年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したロングシャープが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月18日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（1990年）

3月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月28日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリニアシーザー決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ベルシャーマンに交わされて2馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、カーペンタービーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で上籠勝仁騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったピンクノワンピースに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1991年）

6月9日、約9か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のタイハマカゼをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のロイヤルタイムに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（12戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

6歳（1992年）

2月24日、中9週で迎えた22戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた23戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた24戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月12日、中2週で迎えた25戦目は、中津桜花賞（中津ダート2180m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠田敏勝騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笠田敏勝騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。