ピンクノワンピース（1986年生、母チョウコーピート）

ピンクノワンピース（1986年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時13歳）と交配したチョウコーピートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（1990年）

6月16日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルシャーマンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は力尽きて5着に敗れた。

9月15日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングマイケルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月23日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた13戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ティーオフに交わされて3馬身差の2着に敗北した。