マキハタスプーン（2006年生、母マキハタスペシャル）

マキハタスプーン（2006年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋サジで掬う」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したマキハタスペシャルが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2009ファイナルステージ(B2)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高井彰大騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したベビーワンダーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタージオンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のローレルファイアーに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレスマリオットに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月31日、中2週で迎えた16戦目は、2009ファイナルステージ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイプエマラティを上がり2位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦4勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

4月11日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高井彰大騎手（6戦0勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。