ナスムネタカ（2007年生、母テンザンオペラ）

ナスムネタカ（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「那須山＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したテンザンオペラが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方12戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4二。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月3日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレトリアンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月13日、中0週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエムオーネイチャに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホープカムトゥルーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月11日、中1週で迎えた16戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、中畝・遠藤ロバーツ幹部完遂記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホウジェットに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月3日、中2週で迎えた17戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のソウルオブジャパンに2馬身の差をつけて優勝

4月17日、中1週で迎えた18戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します気仙（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウトリックに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、復興を応援します浪江町（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノバルトークに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月22日、中1週で迎えた20戦目は、美味しく食べて応援します。いわて純情米（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のブライティアアイに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4二（金沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

8月7日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた28戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。