トーホウジェット（2007年生、母トーホウアイリス）

トーホウジェット（2007年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジェット機」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したトーホウアイリスが13歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地2戦0勝、地方35戦14勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年のヘラクレス座特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

8月8日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた3戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプレザンサプライズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた4戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のグローリーゲイルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月28日、中3週で迎えた5戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉秀騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹田吉秀騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターグレープを豪脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

2月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹田吉秀騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリタニアブルーを豪脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を収める

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、中畝・遠藤ロバーツ幹部完遂記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹田吉秀騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナスムネタカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹田吉秀騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホープカムトゥルーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月30日、連闘で迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアースワンソニアに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月29日、中8週で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマッドボーイに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月22日、中1週で迎えた13戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた14戦目は、一般C8（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレインボーローズを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

8月31日、中2週で迎えた15戦目は、百日紅特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレインボーローズに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、テーオージャングルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニューブラウンを3/4馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、浜菊特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテーオージャングルを半馬身振り切って8勝目を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月9日、連闘で迎えた23戦目は、ひなぎく特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトーホウオリーブに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2012年）

1月4日、中3週で迎えた24戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィングヴェールを途轍もない末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

2月1日、中1週で迎えた26戦目は、銀（しろがね）選抜（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズカアクシオに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月20日、中1週で迎えた28戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（13戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウレスジをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

3月19日、中1週で迎えた30戦目は、牡羊座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（14戦6勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた31戦目は、AGI名古屋城カップ（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（15戦6勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた32戦目は、五月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（16戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた33戦目は、双子座特別（名古屋ダート800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（17戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた34戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、ヘラクレス座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のキングゴールドオーを3/4馬身振り切って勝利数を13に伸ばす

6月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（18戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルネイチャーに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月5日、中1週で迎えた36戦目は、磯ノ木特別（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（19戦7勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（20戦7勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。