ヒシアリダー（1990年生、母Katies）

経歴

デビュー前

3歳（1993年）

1月9日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、トランソニックに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、リュートリプルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラストキッスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月27日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したグレイトドリーマーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月30日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハヤカツスターをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

11月28日、中3週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイキヴィーナスに1馬身の差をつけて優勝

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（8戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、’94ファイナルカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたワコーチカコ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月23日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた15戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（10戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のジョウテンウインに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

6月19日、中3週で迎えた16戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（11戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のパリスケイワンに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（1995年）

2月25日、約8か月半の休み明けで迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた18戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのプロキオンステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月27日、中8週で迎えた19戦目は、摩耶ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。