ザオーファミリー（2002年生、母ゼンノワンダー）

ザオーファミリー（2002年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋家族」。毛色は鹿毛。種牡馬のハイライズ（当時7歳）と交配したゼンノワンダーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳C1。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた2戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた9戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトパンジー特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた12戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキスユアハートを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイナンフォースにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で板垣吉則騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。