ミスアシング（2011年生、母エルノヴァ）

ミスアシング（2011年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したエルノヴァが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年のグリーンチャンネル開局20周年記念(一般C1一)。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月30日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3歳（2014年）

8月2日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月20日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

11月13日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクララフェスタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月26日、中5週で迎えた6戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェネスヘイローを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2015年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエンジェルフォースを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、万緑特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったメイデイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた10戦目は、小暑特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のガルグイユをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

8月15日、中5週で迎えた11戦目は、立秋特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、品川かえで賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガリョウテンセイに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、グリーンチャンネル開局20周年記念（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のガリョウテンセイに1馬身3/4の差をつけて6勝目を奪取した。

5歳（2016年）

2月24日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた16戦目は、卯月特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた17戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、タフってこうぜ!タフマン記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、神無月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月17日、中4週で迎えた22戦目は、初霜特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォーティクインにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月30日、中5週で迎えた23戦目は、アデュー2016賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦4勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。