ウエスタンウッズ（2001年生、母ウエスタンドリーム）

ウエスタンウッズ（2001年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は芦毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したウエスタンドリームが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地23戦5勝2着4回。2009年のBSN賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北西牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

6月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、オヤマハリケーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた2戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドセイラーに約11馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

8月28日、中7週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーヴドグロワールに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（4戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、スプリングクレタに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、シンボリエスケープに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

3月4日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームソニックに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月10日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月5日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたアイアムアドーター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2007年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のノーザンキッズを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

9月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルバレストに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

8歳（2009年）

3月14日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

9月5日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。