コスモセレッソ（2016年生、母テレサザティーチャ）

コスモセレッソ（2016年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋桜（西）。本馬の誕生花」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時19歳）と交配したテレサザティーチャが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中橋清。主な勝ち鞍は2020年の一般C1九十。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって334.8万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月11日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

12月1日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルホライゾンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったヤーラシカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のニュースター特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のツヅミボシに1馬身1/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のホワイトスター特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したダイメイギンナンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のウインタースター特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったスウォードクイーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポーラスター特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤーラシカを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスターレット特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤーラシカを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の御船山特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のモリデンベーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月5日、約8か月半の休み明けで迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサブゼロを3/4馬身振り切って6勝目をマークした。

4歳（2020年）

1月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンエクラに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のチェインドレディーに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、こじし座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ガラチコに半馬身交わされて2着に敗北した。