バンダムカムイ（1986年生、母リユウムーテイエ）

バンダムカムイ（1986年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時7歳）と交配したリユウムーテイエが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は須崎昇騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須崎昇騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったタイエクシールにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3歳（1989年）

1月15日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は須崎昇騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、出口隆義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で出口隆義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセンターグランツに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた7戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はケージーエースと並んで2着同着となった。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

12月2日、約8か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はツルギモンと並んで8着同着となった。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月20日、中8週で迎えた15戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大森勇一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月23日、中2週で迎えた17戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のストレッチテイオーに5馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。