ケージーエース（1986年生、母ホウヨウガール）

ケージーエース（1986年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイナゴー（当時9歳）と交配したホウヨウガールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は草薙利昭。戦績は、中央平地15戦3勝2着3回。1989年の白百合ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したマリカツタローにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリュウシャムソンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はバンダムカムイと並んで2着同着となった。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったオサイチジョージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトウショウユードラをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファーストホームを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

7月30日、中6週で迎えた11戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（8戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（9戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。