テイエムハクサン（1991年生、母シャトーダンサー）

テイエムハクサン（1991年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時8歳）と交配したシャトーダンサーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、中央障害6戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月6日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3歳（1994年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマヒサルビーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

5月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の野苺賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、バンブービブロスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月30日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4歳（1995年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた20戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は大森勇一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大森勇一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月1日、中6週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。