ヤマカツウェーブ（2003年生、母テスコヤマカツ）

ヤマカツウェーブ（2003年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋波」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時20歳）と交配したテスコヤマカツが23歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北俣益男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、北俣益男から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山田和夫によって210万円で落札された。

岡田利一厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2005年）

8月3日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオトチョウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシティボスを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のジュニア☆スター賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

3歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた15戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ティアーズゴーバイにハナ差交わされて2着となった。

7月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（10戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた17戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のガジュマルをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（12戦2勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上A3二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（13戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって10着に終わった。