サクラモラン（1994年生、母モランボン）

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月29日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキョウエイリードをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月24日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたホーセンホーライ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4歳（1998年）

5月17日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホクトフロンティアに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月25日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマタケパークに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月6日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したキタサンフドーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

5歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のチャッターリップスを3/4馬身振り切って4勝目を収める

2月13日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったタヤスユキヒメに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたツキアカリ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月30日、中3週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月14日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6歳（2000年）

1月6日、中7週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月16日、中0週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた25戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。