エバーウェル（2004年生、母エルカーサリバー）

エバーウェル（2004年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「永遠に豊かに」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時14歳）と交配したエルカーサリバーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2007年）

6月19日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイキローズに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスティルホーピンに8馬身の差をつけて2勝目を収める

7月25日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦のラナンキュラス賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のギョクコウクインに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の向日葵賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったキリバスターにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2008年）

2月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

7月3日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。