シゲルカワチ（2011年生、母フェアバンクス）

シゲルカワチ（2011年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『河内』令制国名（旧国名）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したフェアバンクスが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方4戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって525万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月29日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったハッシュにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツでなんとか走り抜いたが、カシノヒカルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3歳（2014年）

6月14日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

8月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

10月17日、中7週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、末吉虎之助誕生記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた12戦目は、光速賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた13戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞の師走賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。