ヤングローゼス（2020年生、母ローザフェリーチェ）
Young Roses
2020.02.09
ヤングローゼス（2020年2月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「バラのような若さ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したローザフェリーチェが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、吉田俊介から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田晋によって1億2,100万円で落札された。
手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2022年）
7月16日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。
8月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。
3歳（2023年）
1月7日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったモルトヴェローチェにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
1月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でT.バシュロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたペリプルス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
4月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 晴/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。
5月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
6月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続でD.レーン騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。
7月23日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のピンクジンに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
8月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
12月16日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。
4歳（2024年）
1月20日、中4週で迎えた11戦目は、R.R.キングスコート騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。
4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。
5月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの荒川峡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。
5月19日、中1週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。
2024年5月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。