シゲルコシアブラ（2015年生、母ルカダンス）

シゲルコシアブラ（2015年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野菜『漉油（山菜の一種）』」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したルカダンスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。主な勝ち鞍は2019年の福始賞(C2-8)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,134万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって896.4万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月3日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2018年）

2月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月25日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた8戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月29日、中9週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 31（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 47（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイティーズソレルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月16日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったダイメイライガーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアミブナに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2019年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、福始賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセユウナイスを圧倒的な末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤー特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた18戦目は、節分特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したサーワシントンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月3日、連闘で迎えた20戦目は、啓蟄賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。