サーワシントン（2014年生、母マイジェン）

サーワシントン（2014年1月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「敬称＋アメリカの都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したマイジェンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2020年のマーチ特選(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、窪田芳郎によって7,560万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月18日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月26日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月28日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 雨/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノアパッチに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキンショーフェスタに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2018年）

1月21日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

3月17日、中7週で迎えた8戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

7月22日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の十日町特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず16着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた12戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 34（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のワンダーパチャールに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5歳（2019年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワールドビーターに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブラックメルベイユを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

2月10日、中2週で迎えた15戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたシングンオフビート決め手に屈してアタマ差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のシゲルコシアブラに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月23日、中3週で迎えた17戦目は、甘雨賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィキャンに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

4月6日、中1週で迎えた18戦目は、卯花月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルヴィサージュを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた19戦目は、麗春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（7戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったテイエムボンバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、ジェイド特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったボルドネスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインレナータをアタマ差振り切って9勝目を手中に収めた。

7月7日、中3週で迎えた23戦目は、サガン鳥栖サマーカーニバル記念2019（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（10戦7勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月10日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（11戦7勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた25戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた26戦目は、トパーズ特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で竹吉徹騎手（13戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6歳（2020年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、陽春賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で竹吉徹騎手（14戦7勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったウェーブキングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた28戦目は、長崎街道塩田宿特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で竹吉徹騎手（15戦7勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエイシンブリスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた29戦目は、フェブラリー特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で竹吉徹騎手（16戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた30戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で竹吉徹騎手（17戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた31戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、マーチ特選（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグランシャリオに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月18日、中2週で迎えた32戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、軽暖賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた33戦目は、佐賀青葉賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた34戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、五月雨月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた35戦目は、クローバー賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルレンコンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた36戦目は、七夜月賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（18戦7勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた37戦目は、クレマチス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（19戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた38戦目は、さがけいばナイター開催まであと48日（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったフェデリースに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた39戦目は、さがけいばナイター開催まであと28日（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた40戦目は、ガーベラ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた41戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた42戦目は、天正月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（20戦7勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた43戦目は、グローリー賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（21戦7勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。