エンパイアシュアー（2016年生、母チェリーシェル）

エンパイアシュアー（2016年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強い支配＋もっとも、確実」。毛色は鹿毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時8歳）と交配したチェリーシェルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は荻伏服部牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマーマレードガールをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

8月26日、中6週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

3歳（2019年）

1月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、F.ブロンデル騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた10戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、大塚海渡騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4歳（2020年）

1月18日、中5週で迎えた15戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月20日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のオルダージュをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2020年10月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。