オルダージュ（2016年生、母カリオンレディ）

オルダージュ（2016年4月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ノルマンディー地方で生産される熟成された酒。父より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時22歳）と交配したカリオンレディが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。主な勝ち鞍は2021年の邁進特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額960万円（2.4万×400口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、アシャカドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイアムハヤスギルに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

2月23日、中9週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

3月30日、中4週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ナスノダケにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月4日、中4週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

7月14日、中9週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 小雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベアクアウフに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で迎えた11戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月20日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、抜け出したエンパイアシュアーにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月4日、中6週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

8月16日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

10月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

11月7日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトミケンルーアに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月15日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（2021年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた25戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月9日、中9週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のタピオカをクビ差制して3勝目をつかんだ。

5月23日、中1週で迎えた28戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月24日、中9週で迎えた31戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2022年）

2月27日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4月9日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月16日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた36戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの別府ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた37戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

7歳（2023年）

1月15日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

12月28日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた40戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのカウントダウンステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

8歳（2024年）

1月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた41戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3月9日、中7週で迎えた42戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた43戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカンタベリーハヤテを異次元の末脚でアタマ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。