ピタゴラステッキ（2013年生、母スイートプルミエル）

ピタゴラステッキ（2013年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋ステッキ」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時16歳）と交配したスイートプルミエルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、下河辺行信によって345.6万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月13日、デビュー戦は井上敏樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず最後はサクラブチャンと並んで11着同着となった。

4月10日、中3週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドグリッターに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブラウンヴィーヴォに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた8戦目は、希望郷いわて国体開催記念盛岡市賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。