ネコタイショウ（2010年生、母パシェンテ）

ネコタイショウ（2010年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「所有馬ネコパンチのような大将になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したパシェンテが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地41戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のHTB賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンバジーリオにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

2月23日、中4週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ライズトゥフェイムに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムオーライトに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、アルティストに3/4馬身交わされて2着となった。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の定山渓特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキワミに約13馬身の大差をつけて2勝目をマークした。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

12月22日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったプロクリスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上500万下の北辰特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた28戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5歳（2015年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4月12日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

4月19日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

6月20日、中8週で迎えた34戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八丈島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のトレジャーマップに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月11日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.オールプレス騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でL.オールプレス騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネグレヴィルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中2週で迎えた38戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月29日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた40戦目は、S.パスキエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた41戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。