ビッグアロー（1983年生、母ハイロンジー）

ビッグアロー（1983年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時16歳）と交配したハイロンジーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は1986年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。鞍上は郷原洋行騎手。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウシエを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利した。

2月22日、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3月16日、4歳400万下（中山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月6日、4歳400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ステップアヘッドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、4歳400万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウシエに2馬身半の差をつけて勝利を物にした。

5月11日、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月1日、4歳900万下の若鮎賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月30日、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。19頭立ての16番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

4歳（1987年）

1月10日、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

2月8日、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田政人騎手。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月28日、ハンデ戦で5歳以上900万下の筑波山特別（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津曲幸夫騎手。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月27日、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は星野忍騎手。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月18日、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は田中剛騎手。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月29日、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1988年）

2月10日、銀嶺特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーサクセスに1馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

3月10日、すみれ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（1989年）

1月20日、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月9日、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月30日、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月17日、レンゲソウ特別（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月12日、せせらぎ特別（足利ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は藤本靖騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、ミズバショウ特別（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本靖騎手。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月23日、一般B2（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本靖騎手。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月2日、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本靖騎手。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月20日、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本靖騎手。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月6日、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本靖騎手。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月20日、一般B3 C1（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤本靖騎手。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。