ロングジャッキー（1988年生、母ロンググレイス）

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月22日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシュウオーエースを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ツジノチドリに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミリオンスイープを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4歳（1992年）

5月23日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクティブレディーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

5歳（1993年）

2月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の壇之浦特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。