アクティブレディー（1988年生、母ダイナバラード）

アクティブレディー（1988年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時17歳）と交配したダイナバラードが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地34戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の乙訓特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

8月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は400kg。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルハンブラハイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月17日、中7週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3歳（1991年）

2月2日、中6週で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダンディアンバーを半馬身捉え切れず2着となった。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京芝1800m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたブレスレット決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定4歳500万下のすいれん賞（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のファッションセンスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた14戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4歳（1992年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ロングジャッキーに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイブキファイブワンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた25戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のランドフレッシュに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

5歳（1993年）

4月11日、約7か月半の休み明けで迎えた27戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた28戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた29戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の乙訓特別（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のロマンストウショウに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

8月8日、中4週で迎えた33戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた34戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。