ロマンストウショウ（1989年生、母マーブルトウショウ）

ロマンストウショウ（1989年6月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時16歳）と交配したマーブルトウショウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の青島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月9日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスーパープレーヤーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月26日、中5週で迎えた4戦目は、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったアスクローザにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月1日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイリラに半馬身届かず2着となった。

11月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のジュウニヒトエに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

4歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の乙訓特別（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアクティブレディーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったノースフライトに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングドリームを次元の違う末脚で半馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

9月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（14戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で角田晃一騎手（15戦3勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田晃一騎手（16戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサダマーサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で角田晃一騎手（17戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた20戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。