スズカガルチ（2014年生、母ウォータームーン）

スズカガルチ（2014年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したウォータームーンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、上村清志から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、永井啓弍によって864万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月19日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るノアブリジットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で城戸義政騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で城戸義政騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で城戸義政騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で城戸義政騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月28日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2018年）

1月14日、中1週で迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のネクストムーブをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

6月10日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入った。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイシュトヴァーンにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたメイショウマトイ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフォースラインをアタマ差振り切って3勝目を奪取した。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったエジステンツァにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

2月16日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアイファーイチオーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のワンダーウマスに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4月21日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で荻野極騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたサトノプライム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。