マルタカラッキー（2005年生、母キクカエンプレス）

マルタカラッキー（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸運」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時10歳）と交配したキクカエンプレスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飯島功典。戦績は、中央平地30戦3勝2着6回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノオニテツマルを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3歳（2008年）

3月8日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月25日、中6週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルサンテクニカルをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ヒシポラリスにクビ差交わされて2着となった。

4月12日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたタマモスクワート決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったコスモフォースにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったオウロプレットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、勝ったシャインエフォートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月1日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したジェンティリティーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2010年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシリコンフォレストを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を収める

5月30日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

6歳（2011年）

2月12日、約7か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月3日、中6週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入った。

5月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月17日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、道志川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7歳（2012年）

5月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月1日、中0週で迎えた35戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた36戦目は、大磯町特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた37戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は國分祐仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。