アイノシルヴィア（2019年生、母ゴーバンズ）

アイノシルヴィア（2019年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したゴーバンズが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は五丸農場。主な勝ち鞍は2023年のヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋第1戦(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、会田浩史によって330万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2021年）

12月17日、デビュー戦は池谷匠翔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

3歳（2022年）

2月3日、中6週で迎えた2戦目は、3歳戦のシュトゥルム特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたタケルカムイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のプレーステール特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の鳥語花香賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエストレージャ特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の木菟特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた9戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、寒雷賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2023年）

2月10日、中7週で迎えた10戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた11戦目は、馬い!佐賀小松レモンを食べよう（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2八（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、観光物産館さきたまテラス賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

6月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、オアシスナガオ記念杯（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したカーニバルマーチを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた18戦目は、チャービル賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笠野雄大騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド船橋第1戦（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るマオノジェットを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5歳（2024年）

2月9日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2七八九ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、一般C2六七ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、2024JockeysFestival（1st）（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、会田浩史によって330万円で落札された。

山中尊徳厩舎（船橋）へ入厩。

5月29日、デビュー戦は笠野雄大騎手を鞍上に据えて、ナデシコ2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。馬体重は469kg。11頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。