フジノスペース（1984年生、母ウエルスマコ）

フジノスペース（1984年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサテインゴ（当時14歳）と交配したウエルスマコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方26戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1987年のクリスマスイブ賞(C2二)。

経歴

デビュー前

八木正雄厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1986年）

11月16日、デビュー戦は佐々木竹見騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のサンマナードをクビ差制して初白星を挙げた。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、田邊陽一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノタカイから3馬身差の2着となった。

3歳（1987年）

1月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフルイチキングに半馬身の差をつけて優勝

2月23日、中6週で迎えた5戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水仙特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のれんげ特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は田邊陽一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の山藤特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のあさがお特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローサクラからアタマ差の2着となった。

8月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のサルビア特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のコスモス特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のサルビア特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木竹見騎手（11戦2勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木竹見騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のパープレーオーに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月23日、中6週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロッキーワールドから2馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた18戦目は、年の瀬特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた19戦目は、クリスマスイブ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（14戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレツドゾーンをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

4歳（1988年）

1月13日、中2週で迎えた20戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、頌春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた21戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた22戦目は、木場特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（16戦4勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた23戦目は、フラワーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（17戦4勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミネノアサヒから5馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた24戦目は、本間茂騎手を鞍上に迎えて、エイプリルハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、さつき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（18戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた27戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHTB賞（函館芝2000m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田幸春騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた31戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5歳（1989年）

1月28日、中4週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた34戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた35戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた38戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月18日、連闘で迎えた39戦目は、4歳以上900万下のUHB賞（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月2日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の摩周湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた43戦目は、望月高司騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。