ファッシネイトパイ（2021年生、母ケイティローレル）

ファッシネイトパイ（2021年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魅惑の数π。父名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時16歳）と交配したケイティローレルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡野牧場。主な勝ち鞍は2024年の☆荒井かおり☆来場記念!(C2二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、へいはた牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、藤田岳彦によって880万円で落札された。

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月4日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3歳（2024年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月1日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で国分優作騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、☆荒井かおり☆来場記念!（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイシンバースディを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクリスタル賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のレイアンドダンスに1馬身1/4の差をつけて制した。

10月10日、中4週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

11月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。