マイネルブラウ（1997年生、母オカノブルー）

マイネルブラウ（1997年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時20歳）と交配したオカノブルーが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地32戦5勝2着5回。2003年の小倉大賞典(ハンデG3)に勝利した他、2001年の愛知杯(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月7日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のリメインマッハに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたスギノエクセル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたハイランドレディー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2000年）

4月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアイアンリアリティに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

4月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファンドリスポットを半馬身振り切って制した。

4歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトップコマンダーに1馬身半の差をつけて制した。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したミスズシャルダンにクビ差届かず2着となった。

3月4日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた15戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったグランドシンザンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月30日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランパドドゥに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2003年）

1月18日、約13か月半の休み明けで迎えた22戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた23戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のユウワンプラテクトに1馬身1/4の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

3月9日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた25戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く最後はダービーレグノと並んで10着同着となった。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、G3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7歳（2004年）

2月8日、約8か月の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた32戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。