ライラックレディ（1983年生、母ミョウコウクイン）

ライラックレディ（1983年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時8歳）と交配したミョウコウクインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道茅部郡森町、生産者は（有）笹川大晃牧場。戦績は、中央平地31戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月5日、デビュー戦は牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。鞍上は上籠勝仁騎手。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

1月18日、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月2日、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は山田和広騎手。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月16日、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月8日、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋隆騎手。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミデオンルビーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月5日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は本田優騎手。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4月27日、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は上籠勝仁騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月10日、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月24日、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったタマモワンダフルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月8日、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月28日、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモガミソロンを3/4馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

7月12日、4歳以上400万下の知床特別（札幌ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（1987年）

6月20日、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月5日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月18日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月15日、4歳以上400万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月29日、4歳以上400万下（函館芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月3日、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月18日、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月1日、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月22日、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月29日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田優騎手。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月19日、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はオーゴンフレンドと並んで7着同着となった。

5歳（1988年）

1月9日、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

1月24日、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

2月6日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月21日、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月13日、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は安達昭夫騎手。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月27日、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、最後はモガミテスコオーと並んで4着同着となった。

4月2日、牝馬限定の5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。