メイショウテッコン（2015年生、母エーシンベロシティ）

メイショウテッコン（2015年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鉄魂」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時17歳）と交配したエーシンベロシティが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。2019年の日経賞(G2)に勝利した他、2018年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって1,728万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月3日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドヴァールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月12日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のエタリオウをハナ差振り切って2勝目を収める

3月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月5日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のサラキアに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月1日、中4週で迎えた7戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフィエールマンを半馬身振り切って初の重賞タイトルをゲットした。

9月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

4歳（2019年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた11戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエタリオウに1馬身1/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルを掴み取った。

4月28日、中4週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。