ヒラボクインパクト（2008年生、母ドリームカムカム）

ヒラボクインパクト（2008年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したドリームカムカムが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回、中央障害5戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の富里特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミススパイダーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

1月23日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のメイショウトチワカをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

3月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月7日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦2勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた6戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

9月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月20日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4歳（2012年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたファイナルフォーム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンライズに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5歳（2013年）

2月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（11戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のセコンドピアットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月16日、中2週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（12戦4勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月9日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（13戦4勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

6歳（2014年）

2月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

3月30日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

5月11日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月13日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモプラネットから6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2015年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘリオスフィアから3馬身半差の2着に敗北した。

2月7日、中3週で迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤブサゴッドから3馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートリバティーから4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中5週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンハナミズキに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。